27帖のリビング
階段の幾何学的な造形が
ひときわ際立つのは
このアングルから見た時だ
格子模様のガラスの位置も
計算どおり
階段の踏み板には
真っ白な赤松を
滑り止めには
杉の赤身でアクセントを
柱は無地の桧を
淡い桃色には品がある
この大空間を支えているのは
4本の赤松の梁
棟梁がいつものひと言
「どんなあそびで楽しもうか」
「あそび」とは
棟梁流の思考であり
趣向なのだ
1つの家に何らかの自分の技を
刻みたいものだ
創り手の主張がある
この造形に
そんな創り手の
潔さを感じないだろうか
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