間取りを考える時、「階段の位置と形」は家全体の設計の重要なポイントになります。真っ直ぐの直階段にするのか、U字型の折り返し階段にするのか、途中に踊場があるL字型のかね折れ階段にするのか、踊場の無い回り階段にするのか、・・・と。階段の種類はいろいろあるのですが、間取りの大きさに限りがあると必然的に階段の形や位置が決まってしまうこともあります。できれば階段の美しい形を楽しめる室内空間にしたいものです。階段は棟梁の腕の見せ所の一つ。設計士にとっても表現したい、こだわりたいところです。手刻みで丁寧に仕上げた階段は存在感があります。
↑2段回りのかね折れ階段 :2階から真下を見ると・・・
↑階段の途中の曲がるところ、 そこには室内窓があります。 窓の向こうは洋室です。 窓を開けて会話したり、 風の通りも良いです。
↑2階。上がると7帖半の空間があります。ここはたくさんの本が置かれる予定。ちょっとした書籍コーナーです。
↑梯子(はしご):2階に上がってすぐ隣にもう1つ、梯子があります。ここから屋根裏の納戸に上がります。
↑屋根裏に行くもう1つの方法。子供部屋のクローゼットの上に上がるはしごの先には、正面には明かり取りの丸窓、右側には小さな引き戸、その向こうに屋根裏部屋です。
↑階段の頭上、こんな風に見えるのは手摺。階段と合わせてデザインを考えます。↓階段はこちら。左は室内窓、右はサッシの窓。1階の部屋の明り取りとして有効です。
↑直階段:ダイニングキッチンに続くように階段。2階から1階を望めるよう、木の手すりで吹き抜けの空間を生かしています。
↑2階。桧の柱と杉の手すり。
↑回り階段:木が白壁に映えて美しい。
↑階段を上がると、多目的ルームになっています。太陽の光りが差し込み、明るく暖かい空間です。
↑窓から入る光で暖かく心地よい。
↑折り返し階段:リビングにつながる階段。奥の部屋は書斎。本棚をたくさんつくりました。
↑小物を飾れるように棚を備え付けました。
↑玄関から見ると、こんな感じ。飾り方を工夫する楽しみがあります。
↑かね折れ階段:上がり口は蹴込み板の無いオープン階段になっています。リビングから2階へ。家族が家に帰って来てから、一度家族に会って部屋に行くという考えです。
↑階段をあがると、左上の吹き抜けに出ます。1階にいても2階の様子が感じられる空間です。
↑直階段:朝はオープン階段から光がこぼれ、階段から安らぎを感じるひとときです。
↑2階に上がると、自然光がやさしい吹き抜け空間を通る廊下につながります。
↑階段上段からの眺めです。
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