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「木の変化」に幾年月、心もここちよさ深まる

初めて空気に触れた
真白の木肌も
幾年月とともにいい色合いに
落ち着いてきました
それはずっとそこに
在ったかのような馴染みようです

木づくりの家
完成の時

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桧の柱と床

桧は木肌が美しく
その白さと淡い桃色には
品があります

赤松の梁

粘りと強度のある赤松は
梁に適します

欅の階段

長尺の一枚ものの適所は
ここで適材となりました

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赤松の無節の床
木肌が茶褐色を帯びてきました

赤松は本来やや黄みがかった色
水拭きすると艶(つや)が出てきます

無節は字のごとく
節が無いということです
普通木材には節があります
節だらけのものから
小節(小さい節)
数える程度の1㎝以下の節など
その様によって
木の価値も変わります
本来ある節が無いということは
稀少価値が高い木材となります

完成当時は
こんなに白かったんですね

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まだ人の日常とつながる前です

真新しい白い服のように
すがすがしい木肌の色
木の香りも勢いよく放ち
まるで森の中にいるような
深呼吸したくなるような空間です

model2016

それは時経った今も
今の表情があり
生きている木の香りが在ります

幾年月が
木の味わいを引き出し
実に人肌にしっくりと寄り添います

初めの木の心地良さは
深まり
心になじむ
「ここちよさ」となりました

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